- モンステラが枯れる原因を「光・水・根・温度」から具体的に理解できる
- 枯れる前兆や症状別に、正しい復活手順を実践できる
- 茶色や黄色に変色した葉の切り方・ケア方法・風水面での考え方
「モンステラの葉がしおれてきた」「茶色くなって元気がない…」そんな経験はありませんか?
人気の観葉植物モンステラも、環境の変化や水やりのミスで突然枯れてしまうことがあります。
この記事では、初心者でも見分けやすい7つの枯れる原因と復活のコツをまとめました。
根腐れや葉焼けなど、症状から原因を推定する方法を紹介しつつ、すでに元気を失った株を再生させる具体的なケアまで丁寧に解説します。
さらに、「モンステラが枯れると風水的にどうなるのか?」という気になるテーマも取り上げ、植物と心地よく暮らすためのヒントをお届けします。
この記事を読めば、あなたのモンステラをもう一度元気に復活させる方法がわかりますよ。
モンステラが枯れる7つの原因|症状の見分け方と対処法

- 枯れる原因は「光・水・根・温度」のバランス崩れ
- 葉や茎の色・硬さで原因を推定できる
- 早期対応で復活の可能性は十分ある
モンステラが枯れる原因①:葉焼け(強すぎる直射日光)
観葉植物のモンステラは熱帯植物ですが、直射日光には非常に弱いです。
30分〜1時間の強光でも葉緑素が破壊され、葉が黄〜茶色に変色します。特に夏の窓際や西日は要注意です。
- 葉先や縁がパリパリに乾く
- 葉脈だけが濃く、地色が退色
- 表面が薄茶色〜白っぽく変色
レースカーテン越しの明るい日陰に移動し、50%遮光ネットを活用しましょう。
朝夕2回の葉水(霧吹き)で表面温度を下げ、週1回メネデールなどの活力剤を与えると回復が早まります。
モンステラが枯れる原因②:日光不足で元気を失う
反対に、光が足りなすぎても枯れます。
モンステラは明るい日陰を好みますが、照度が極端に低いと光合成が追いつかず、葉が淡色化・徒長(ひょろ長くなる)します。
- 新芽が小さい
- 葉柄が長く伸びて垂れる
- 葉の色が薄く、艶がない
東向き窓辺または植物育成ライト(PPFD 100〜300 μmol)を使用しましょう。
月に1度、鉢を90°回転させて光の偏りを防ぐことも有効です。
モンステラが枯れる原因③:水切れによる乾燥ストレス
水切れも代表的な原因のひとつです。
根が長時間乾燥すると導管内に空気が入り、水を吸い上げられなくなります。
- 葉が丸まる・縮む
- 鉢が極端に軽い
- 葉先が乾いてカール
バケツに5cmほど水を張り、鉢を10分間浸けて底面給水させましょう。
その後は「表土が白く乾いてから、鉢底から流れるほど与える」が基本です。
モンステラが枯れる原因④:根腐れで根が傷む
モンステラの根は酸素を必要とします。
過湿が続くと酸欠となり、嫌気性菌が繁殖して根が黒く軟化。 これが根腐れです。
- 土から異臭(カビ臭・酸っぱい匂い)
- 茎が黒ずんで柔らかくなる
- 葉が黄色く垂れる
鉢から株を抜き、黒い根をカット。赤玉土7:バーク3の新しい用土に植え替え、1週間は半日陰で管理します。
根腐れ後の水やりは「土が7割乾いてから」が目安です。
モンステラが枯れる原因⑤:冬の低温ストレスに注意
モンステラは15℃以下で代謝が鈍化し、10℃以下では細胞が凍結します。
特に夜の窓際は外気温の影響を強く受けます。
- 葉が黒ずむ・透明化する
- 茎が垂れ下がる
- 葉が薄くペラペラになる
夜間は部屋の中央へ移動し、不織布カバーや鉢底ヒーターで保温します。
最低温度12℃をキープし、水やりは10〜14日に1回に減らしましょう。
モンステラが枯れる原因⑥:肥料のやりすぎによる根への負担
肥料は多すぎると逆効果です。窒素過多になると根が傷み、葉の縁が焦げたように茶色く変色します。
- 葉の縁が茶色く焦げたように枯れ込む
- 新芽が変形したり、葉の成長が止まる
- 土の表面が白く結晶化してカチカチになる
鉢底から流水で塩分を洗い流し(洗肥)、緩効性肥料(6-6-6)を月1回のみに制限。
液肥は1000倍に薄め、成長期(5〜9月)のみ使用しましょう。
モンステラが枯れる原因⑦:根詰まりによる生育不良
鉢底から根が見える、または土が乾きにくくなったら根詰まりです。
酸素不足で生育が止まり、枯れに直結します。
- 葉が小さくなり、新芽が出にくくなる
- 水やりしてもすぐ乾く、または逆に乾きにくくなる
- 鉢底から太い根がはみ出してくる
1号大きい鉢へ植え替え、古根の1/3を剪定。
排水性の良い用土を使用し、以後2年に1回を目安に植え替えましょう。
枯れたモンステラの復活方法|原因がわからないときに!

- 原因が特定できなくても「環境リセット」で復活できる可能性がある
- 根・光・水の3点を見直すことで再生率が大きく上がる
- 完全に枯れていなければ“生き残った部分”に希望がある
まずはモンステラの「生きている部分」を見極める
全体がしおれて見えても、茎や根の一部がまだ生きているケースは多いです。
茎の途中を軽く爪でこすり、緑色が見える部分があればそこは生きています。
葉がすべて落ちていても、この緑が残っていれば復活の可能性があります。
黒ずんで柔らかい部分は腐敗しているので、付け根から清潔なハサミでカットしてください。
生きている部分を残して、死んでいる部分をとりのぞきましょう。
観葉植物の生育環境を「リセット」する
次に行うのは、生育環境のリセットです。
原因が不明な場合は、一度すべての条件を整え直すのが最も効果的です。
- 新しい清潔な用土に植え替え(古い土は再利用しない)
- 明るい日陰に置いて、風通しを確保
- 水やりは“乾いてからたっぷり”を基本にする
肥料や活力剤はこの段階では不要です。まずは根と葉が呼吸できる環境を整え、回復を待ちます。
葉水と保温でモンステラの「再生力」をサポート
環境を整えたら、湿度と温度の安定が鍵になります。
朝夕に霧吹きで葉や茎に水をかけ、空気中の湿度を60〜70%程度に保ちましょう。
気温は20〜28℃を目安に、冷暖房の風が直接当たらない場所で管理します。
乾燥と寒さを避けるだけで、モンステラの生理機能は徐々に回復します。
新芽が出るまでは「見守り期間」
植え替え後2〜3週間で、新芽や根の成長が見え始めたら復活のサインです。
焦って水や肥料を増やすと再び弱るため、安定した環境を維持することが最優先です。
根の再生には時間がかかるため、少なくとも1か月は見守り期間を設けましょう。
大丈夫です!植物の生命力は思っている以上に強いです!信じて待ちましょう。
モンステラの葉っぱが茶色く枯れたときの対処法と切り方

- 茶色い葉は光合成できず、放置すると株全体が弱る
- 清潔なハサミで「変色部+1cm外側」を目安にカット
- 切ったあとのケアと“やりすぎ注意”が復活の分かれ道
モンステラの茶色い葉はどこから切る?正しいカット位置と手順
モンステラの葉が茶色くなった場合、変色した部分の1cm外側でカットします。
葉の切れ込みに沿って形を整えると見た目も自然で、再生時のバランスも保ちやすくなります。
葉全体が黒っぽくなっている場合は、思い切って葉柄(茎と葉をつなぐ部分)の根元から切り落とすのがベストです。
カット後は、切り口を自然乾燥で半日ほど乾かすのが理想です。
傷口に水分が残ると雑菌が繁殖しやすくなるため、必要に応じて木灰や園芸用殺菌剤を薄く塗ることで感染を防げます。
モンステラをはじめ観葉植物の切り口は非常にデリケートです。切り口から感染して茎腐れ・黒斑病・細菌性軟腐病などを引き起こすリスクがあります。
ハサミは使用前にアルコールや熱湯で消毒し、感染リスクを防ぎましょう。沸騰したお湯をかければOKです。
剪定した後のケア:水や肥料は“控えめ”が正解
枯れた葉を切ったあと、「葉が少なくなったから元気を出してあげたい」と考える方も多いですが、
この時期の過剰な水やりや肥料は逆効果です。
葉が減る=光合成量が減っているため、根が吸い上げた水や養分を十分に使い切れず、再び根腐れや肥料焼けを起こすリスクがあります。
剪定後1〜2週間は水やりを控えめにして、土が完全に乾いてから与えるようにしましょう。
肥料は完全に新芽が出始めてからが目安です。
一方で、空気中の湿度を保つ「葉水」は効果的です。朝夕に軽く霧吹きをして、株全体をリラックスさせましょう。
モンステラの回復を促す「静養環境」をつくる
カット後のモンステラは体力を消耗しているため、直射日光を避けて明るい日陰で養生させます。
この期間にしっかりと根が呼吸し、内部の水分循環が整うことで次の新葉が出やすくなります。
風通しを確保しつつ、温度は20〜28℃を目安に維持することが理想です。
焦って水や肥料を足すよりも、「休ませる勇気」が復活の鍵になります。
モンステラは生命力の強い植物なので、根が生きていれば必ず新しい葉を出してくれます。
モンステラが枯れると風水的にどうなる?運気低下を防ぐケア

- モンステラは「再生」「金運」「幸福」を象徴する植物
- 枯れたまま放置すると「気」の流れが滞り、運気が下がるとされる
- 枯れ葉の処分とツヤの維持で空間のエネルギーを整える
モンステラがもたらす風水的な意味
モンステラは風水では「希望の光」「新しいチャンスの到来」を象徴する観葉植物とされています。
大きな切れ込みのある葉が光や気を通す形をしていることから、「良いエネルギーを呼び込み、停滞した空気を流す存在」と考えられます。
一方で、葉が黒ずんだり、枯れてしまったりするとその流れが滞り、金運・対人運・健康運の低下につながるといわれます。
日頃から葉のツヤを保ち、枯れた葉やホコリをこまめに取り除くことで、空間の気が巡りやすくなります。
枯れた葉を処分するタイミングと方法
風水的には、「気が下がる前に動く」のが大切です。
葉が半分以上茶色く変色したら早めに剪定し、切った葉はその日のうちに処分しましょう。
枯れ葉を残すと陰の気が溜まりやすくなるため、ゴミ箱にそのまま捨てるのではなく、紙に包んで可燃ごみとして丁寧に処分するのがおすすめです。
また、剪定後に柔らかい布で葉を拭き、葉水でうるおいを与えることで、見た目だけでなく運気面でもプラスに働くとされています。
置き場所と開運の関係
風水の方位学では、南=名誉運、東=発展運、南東=金運・良縁とされています。
モンステラをこれらの方角に置くと、葉の形がもつ「再生」「繁栄」のエネルギーが活性化しやすくなるといわれます。
ただし、直射日光が強すぎる場所は葉焼けの原因になるため、カーテン越しの柔らかい光が差す位置が理想です。
見た目の美しさと空気の流れを意識することが、風水的にも科学的にも良い環境づくりにつながります。
よくある質問(FAQ)
- モンステラが枯れたのですが、復活する方法はありますか?
-
根が生きていれば復活の可能性は十分あります。まず鉢から抜いて根を確認し、黒く柔らかい部分は清潔なハサミで切り取ります。新しい用土に植え替え、直射日光を避けた明るい日陰で1〜2週間静養させましょう。水やりは土が乾いてから控えめに行い、朝夕に霧吹きで葉水を与えると回復が早まります。
- 枯れたモンステラの葉っぱは切って取り除きますか?
-
はい、放置するとカビや病原菌が繁殖しやすくなるため、早めに除去してください。枯れた部分の1cm外側を目安に、清潔なハサミでカットします。全体が黒ずんでいる場合は、葉柄の根元から切り取ります。切り口は自然乾燥させ、必要に応じて木灰や園芸用殺菌剤を塗ると安全です。
- モンステラの葉が黄色くなったら元に戻りますか?
-
黄色くなった葉は光合成機能を失っているため、基本的には元に戻りません。部分的に黄色い場合は一時的な水切れや光不足のこともありますが、全体が黄変している場合は根腐れや栄養過多の可能性が高いです。原因を改善し、黄色い葉は早めにカットして新葉の成長にエネルギーを回しましょう。
- モンステラの葉が茶色くなる原因は?
-
主な原因は「葉焼け」「乾燥」「肥料やけ」「根詰まり」です。夏場の直射日光や、冬場の暖房による乾燥で葉先から茶色く変色するケースが多く見られます。鉢をカーテン越しの明るい場所に移し、湿度を保つために朝夕の葉水を続けると改善が期待できます。
- モンステラが枯れる前兆はありますか?
-
枯れる前には必ずサインがあります。代表的なのは「葉先の乾燥」「葉柄が垂れ下がる」「新芽が出ない」「土が乾かない」などです。これは根や環境にストレスがかかっているサインです。早期に水や光・温度条件を見直せば、多くの場合は回復します。
まとめ|モンステラが枯れる7つの原因と復活方法
- モンステラが枯れる主な原因は 光・水・根・温度・肥料・鉢環境・冬の寒さ の7要素
- 葉の色や硬さの変化で原因を早期に見極めることが重要
- 根腐れや葉焼けも、早期に環境をリセットすれば復活可能
- 枯れた葉は「1cm外側」で清潔にカットし、切り口は乾燥させて雑菌予防
- 水やり・肥料は控えめにし、葉水と保温で自然治癒力をサポート
- 低温期は10〜15℃を下回らないよう注意
- 肥料は6-6-6タイプを成長期(5〜9月)のみ与える
- 根詰まりしたら2年に1回を目安に植え替え
- 風水的には枯れた葉を放置せず、ツヤと清潔さを保つことが開運の鍵
- 根が生きていれば、モンステラは必ず再生できる生命力を持つ
モンステラが枯れかけても、原因を見極めて正しく対処すれば再び元気を取り戻せます。
焦らず、根・光・水の3つのバランスを整えることが何より大切です。
そして、葉をきれいに保ち、心地よい空間をつくることは風水的にも良い気の流れを呼び込みます。
日々の小さなケアが、植物と暮らす楽しさと癒やしを長く育てる秘訣です。






